2014年03月24日
ビジネス書~プロカウンセラーの聞く技術 東山紘久著
カウンセリングで重要視される「聞く」技術を、一般読者向けに紹介しています。
ここでいう「聞く」とは、ただ耳を傾けるのではなく、
「聞く」には理解が必要であり、「話す」より膨大な努力を要します。
「無理に聞き出そうとしない」「相手のペースに合わせる」
「自分が聞きたいことを聞こうとするのではなく、相手が話したいことを聞く」。
たとえば井戸端会議での会話が自分と関係させるように相手に思わせて、
自分とは関係ない話として聞く。
これが、愚痴を聞く極意だと言う。
「うちもそうよ」と言って、みんな同じだと強調する。
このようにして聞き流せば、聞いてる方は苦にならないし、話している方もすっきりする。
ここで「自分は違う」と言ってしまうと、相手を傷つけたり、話が続かなくなってしまう。
聞き出そうとしないこと、説明しないこと、自分のことは話さないこと、
聞き手と話し手は平等で聞き手が偉い訳ではないこと。
何度も何度も読み返し解る深い本です。
ularaulara at 07:48│Comments(0)